読んだ本とツイートで振り返る2020年

ツイートに書影があればAmazonリンクなし、書影やツイートが無いときはAmazonリンクを入れてます。

1月

羽根田治さんの遭難ドキュメントシリーズはKindle化されているものは全部読んでるはずで、その羽根田さんの最新刊。今回は古い事例から最近の事例まで、登山の歴史を辿るような構成になっていて、山岳遭難版のソフィーの世界のような面もある気がします。読み出したら止まらない。

2月

これもある意味、遭難ドキュメントでした。

3月

取り立てて読了本は見当たらず。この時期はM5Cameraで遊んでたようです。

4月

この後しばらくして、在宅勤務が始まりました。そしてデータ分析とのお付き合いも始まります。

データ分析プロジェクトの概要から始まって、ツールの使い方を知って、前処理大全はPythonのコードはほぼ全部書いたと思います。

5月

ゴールデンウィークも本ばっかり読んでたようです。

G検定の受験料が半額になることを知って受験を決めたのもゴールデンウィーク辺りかな。

www.jdla.org

6月

G検定の問題集の合間に失敗の科学を読んでた…のか?

7月

無事、G検定は合格しました。次は統計検定。

日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[2017〜2019年]

日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[2017〜2019年]

  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

そしてPower Platformとのお付き合いが始まります。

↑読んだのは第2版でしたが最新版が出ていました

8月

統計検定3級に合格しました。

将棋の渡辺くん』を知って一気読み。

9月〜11月

ジョギングを始めたりしました。

12月

12月のメインイベントはこちらの講座でした。 yocajii.hatenablog.jp

仕事ではWeb画面を作成する必要が出てきて、UIデザインをもう一度勉強したりもしました。

振り返り

あまり読み終えた本がなかった9月以降の印象が強く、データ分析やPowerPlatformであんなに本を読んでたとは思いませんでした。今年も自分のペースで、楽しくやっていきたいと思います。

『Kaggle Masterによるデータ分析技術者養成講座』を受講して

受講に至るまで

まず、どうしてRPAとかやってる人がデータ分析をやる(やろうとしてる)のか振り返ると、業務自動化の一環として、Rによるデータ集計を2019年からやり始めたのが入り口でした。

その後、自動化の文脈とはまた別で、Pythonによる大量データ集計と可視化に業務として取り組むことになり、そうすると統計の知識が必要になると思って勉強して統計検定を受けたりもしました。ちなみに学生時代は統計などとは無縁だったので、特に過去の蓄積はなく少しずつ勉強しているところです。

今のところ仕事で行うのは過去データの集計と可視化ですが、いずれ「予測もできないか」という話が出た時に、頼ってもらえるようになっていたい。でもデータ分析の他にも色々手を出しすぎてて、これはもう手取り足取り教えてもらわないと最初の一歩がなかなか進まない!

そう思っていたところへ、以前から気になっていたこの講座の開催通知が届いたので、受講に至った次第です。

受講してみて

冒頭のツイートの通り、すごく良いので同じような境遇の方には全力でおすすめしたいです。カリキュラムはこんな感でした。

第1回:12/2(水) 19:00 ~ 21:00 Python基礎(pandas, seaborn)、評価指標(AUC)について
第2回:12/9 (水) 19:00 ~ 21:00 決定木、過学習、クロスバリデーション法
第3回:12/16 (水) 19:00 ~ 21:00 ロジスティック回帰、変数加工
第4回:12/23(水) 19:00 ~ 21:00 アンサンブル学習(バギング、スタッキング)、発展的な機械学習モデル
第5回:12/30(水) 19:00 ~ 21:00 リークについて、ビジネス応用での注意点、データ結合

よかったポイントは色々あるのですが、私にとってどうだったのか考えてみました。

講義とハンズオンのバランスがちょうど良かった

講義で先生に教えてもらったことをサンプルコードを動かして確認して、今度はサンプルコードを自分なりに変えてみたらどんな結果が返ってくるんだろう?と確かめながら進めることができたので、最後まで続けやすかったと思います。

講義の内容は、本当に最低限これだけは、というところまで絞り込まれている感じがあった分、これだけは分かりたいと集中することができた気がします。

挫折しそうなポイントは講座の時間内にやる

講座の基本的なサイクルは、1回の講座で教わったことを使って次回までに自分でSIGNATEに投稿してスコアを上げる、となっていました。

そこで、例えば最初にSIGNATEに投稿するところなど、受講者がつまずきそうな所は講座の時間内にやってしまうなどの配慮があるように感じました。挫折しそうなポイントがあらかじめ潰されているのはありがたかったです。

受講の成果

まず、第5回まで受けた結果として、SIGNATEの練習問題で4,325人中の23位に載ることができました。 f:id:cerasite:20210103161151p:plain

また、後日開催されたBeginner限定コンペに参加して規定のスコアをクリアし、BegginnerからIntermidiateになることができました。

本当に、一般枠1人+学生枠1人=2人だけで受講するには贅沢すぎる講座なので、不定期開催で知られていないのがもったいないです。コンパスのグループに登録しておくと開催通知が来るので、気になった方はぜひ登録してみてください。

yukari17.connpass.com

そうだ BizRobo!もくもく会!!、行こう。

そうだ 京都、行こう

BizRobo!もくもく会!!に参加させて頂いて、ありがたいなぁと思うことがたくさんあったので書き残しておこうと思います。

振り返ってみると当日は他の参加者の方にもろくに個別にご挨拶もできず、申し訳ないです。次にお会いできる機会があればその際は是非…

BizRobo!もくもく会!!とは

中谷🤔技術書典💫す10D (@nakatani0004) | Twitterさんが主催してくださっているRPAもくもく会の、ツール限定(BizRobo!、SynchRoid)の回になります。

個人的な事ですが聴覚障害+諸々の事情により、たくさんの人が集まっている話題の自由度が高い場所に行くとポンコツ度が増し増しになる私にとって、10人以下かつツール縛り(=ある程度話題が絞られる)がとてもありがたかったです。

ここで行かなきゃいつ行けるの、と参加ボタンをタップしました。

BizRobo!もくもく会!!のここがすごい

RPAとは全然別のジャンルの話で恐縮ですが、コミュニティイベントに行くとすでに人の輪が出来上がっていて、懇親会で新規の参加者はポツン(新規同士でちょっと話す)なんていう話も耳にすることがあるのですが、そんなことはBizRobo!もくもく会!!では起こるべくもないのが本当にありがたかったです。

それはやっぱり主催の中谷さんの配慮がすごいからで、そこにお世話になったからには少しづつでも何かの形でお返ししていけたらなぁと思っています。どうしたらお返しできるかな?

それから、当日行ってみるとRPAテクノロジーズからCSのお二方もいらしていました。少しくだけた場でRPAテクノロジーズの方の知見を伺うことができるという面でも、レアな機会でした。

もくもく会の話題から

これは私もなるほどー!となって、場面を限定しなくても行き詰まった時に、第三者に入ってもらう道を探す選択肢を持つよう脳内メモしました。

この時の話題は「複数のセルに存在する文字列の結合処理をExcel側でやるのとBizRoboでやるのとどちらが良い?」といったもので、その場では考えがまとまりきらなかったのですが、後から考えたことがあるのでメモ。

※以下、ポンスさんの問いかけから離れた思考ゲームみたいなものになります

結合処理をExcelに持たせる方がメリットが大きくなる場面はあると思っていて、それは当日指摘のあったKCUの観点以外に、ロボ側のロジックが複雑になりつつある時が該当すると考えています。結合する部分だけの処理だけ取り出せば複雑というほどでもなくても、全体を見渡すと事情が変わってくることもあるかなぁと。

想定している状況は、Excel側で持っていればループ1回+抽出で済むところを、ロボ側でやるとループ2回+抽出+トライ+テスト+…等となってしまうような場合になります。後者で実装するとその場限りではよくてもロボ全体を後から自分や他の人が解読するのに時間がかかったり、他の部分を改修する時に影響範囲の調査に時間がかかるようになったりしそうなら、私の場合は前者を選択しそうです。

Excelファイルを勝手に編集されてしまう問題

前述の話題の中でチラッと出た、マスターとなるExcelファイルを勝手に編集されてしまう問題については、必要に応じてシートの保護機能を使っています。 dekiru.net

絶対に編集させたくないわけではなく、意図していない箇所を不用意に編集されるのを防ぎたいだけなのでパスワードは"rpa"や社名など簡単なものにして、説明シートなり別のテキストファイルなりをつけてパスワードも書いて、Excelのメンテナンスはユーザー部門に渡すようにしたりするのですが、そういえば保護機能を使ってるってあまり聞かないかも??

RPA化の現場によっては使わない/使えない理由なんかもありそうなので、こういうことこそ聞いてみればよかったなーなんて思ってます。

Boot CampでWindows Server 2016を使うためのレシピ

MacBook ProでBootcampを使ってWindows Server 2016を動かすために発生した問題と解決するために行った事。日本語でのまとまった情報がほとんど見つからずに苦労したので、もう一度やる羽目になった時のためのメモです。

1. Bootcampアシスタントによるインストールが頓挫する

前提
  • Windowsの標準的なフォーマットであるFAT32には、1ファイル最大4GBという制約がある
  • BootcampがWindows用に確保した記憶領域はFAT32でフォーマットされている
原因
  • Windows Server 2016インストール用のISOには、1ファイル4GBを超えるファイルが含まれる
解決手順
  1. 別のWindows端末を用意する
  2. ISOファイルをWindows端末に置く
  3. ISOファイルからinstall.wimを取り出す
  4. install.wimをDismコマンドで分割する
    windows server 2016 via boot camp? - Apple Community
  5. 分割したファイル(install.swm, install2.swm)とinstall.wimを差し替えて、再ISO化する

2. 無線LANが使えない

原因
  • そもそも「ワイヤレスLANサービス」の機能を追加していない
    # サーバOSなのでインストールしただけで無線LANが使えるわけではない
  • デバイスドライバーが入っていない
解決手順
  1. Thunderbolt – USBポートアダプタを用意する
  2. USBメモリを用意する
  3. 「ワイヤレスLANサービス」の機能を追加する
    サーバーマネジャー > 役割と機能の追加 > 役割ベースまたは機能ベースのインストール > 機能 > ワイヤレスLANサービス > インストール
  4. 再起動をかけてmacOSを起動
    Windows と macOS を切り替える - Apple サポート
  5. WindowsSupportフォルダをUSBメモリにコピーする
  6. 再起動をかけてWindowsを起動
  7. BroadcomWirelessWin8x64.exeを実行
    WindowsSupport > BootCamp > Drivers > Broadcom
  8. Apple Software Update「Bootcamp用Wi-Fiアップデート」をインストール
    Apple Software Update を使って Boot Camp における Wi-Fi の諸症状を解決する - Apple サポート

3. 英数かなキーが認識されない

原因
解決手順

BootCamp上のWindowsで「英数」「かな」キーが使用できない時の対処方法 |

  1. 外付けキーボードを用意する
  2. AppleKeyboardInstaller64.exeからKeymagic64.infを取り出す
  3. Keymagic64.infを用いてデバイスマネージャーでApple Keyboardのデバイスドライバーを更新する
  4. 再起動
  5. 外付けキーボードを使用してログイン
    # Windows Serverはパスワード入力画面を出すために「Ctrl + Alt + Del」を押さなければならないので
  6. バイスマネージャーでApple Keyboardのデバイスドライバーを削除する
  7. バイスマネージャーで「ハードウェア変更のスキャン」を行う