JSTQB Advanced Level テストアナリスト(ALTA)に合格するためにやったこと

8月に開催されたJSTQB Advanced Level テストアナリスト(ALTA)の合否通知が今朝届いていて、合格していました。

ALTAはFLと違ってWebで解ける想定問題や書籍もなく、どんな準備をすれば合格できるのか情報が少ないため、こんな人もいるよ程度ですが書いてみようと思います。

1. ISTQBのSample Examを3周する

ISTQBのSample Exam Questionsを1周目は初見で解いて、JSTQBシラバスから設問に関係のある箇所を読む、ということを1問ずつ繰り返しました。

初めは1問目から解いていって、テスト技法のあたりに突入してみるとさっぱり分からん、となったので今度は後ろから解いていって、その間に後述のシラバス解説動画でテスト技法の知識の穴を埋めて、最後にテスト技法に取り組みました。

設問の解説やシラバスを読むときには、正解の選択肢が正解となる理由だけではなく、不正解の選択肢が不正解の理由も説明できるようになることを意識していました。

翻訳にはDeepLを活用していたのですが、DeepLはJSTQB用語を使ってくれるわけではなかったり、1問の中で同じ単語が別の訳し方をされたりするので、ISTQB GlossaryとISTQBのシラバスJSTQBシラバスとSample Examを行ったり来たりしながら言葉の意味を確認しつつ進めました。

2週目はシラバスを章ごとに読んで、次にその範囲の設問を解いて、間違った問題を記録して、間違った部分のシラバスに戻って...とやっていました。

3周目は試験当日に試験会場に行く電車の中で設問と回答に高速で目を通して、時間が経って記憶の底に沈みかけていた部分を引っ張り上げるために使いました。

2. kuさんのシラバス解説動画を見る

youtube.com

この方の解説動画のおかげでシラバスの言わんとするところを何となく理解しながら読み進めることができました。また、試験範囲となるテスト技法を分かりやすく説明してくださっていて助かりました。

説明に使用されていたGIHOZを自分でも使って、少しずつ条件を変えてテストケースを生成することで、クラシフィケーションツリー、ペアワイズテスト、状態遷移テストについて理解を深めることができました。

3. スマホでもシラバスを読めるようにする

Notionにシラバスを転記して、スマホからでも読みやすい自分専用のシラバスを作りました。職場でお昼休みに少しだけ読んでみたり、マーカーを引いたり太字にしたり、気づいたことをメモしたりすることもできて学習がはかどったので、これはもっと早めにやっておけばよかったと思います。

やらなかったこと

他の合格者の方のお話では必ずと言っていいほど登場する「テスト技法練習帳」を私も購入したのですが、結果的には手を付け(られ)ませんでした。

あくまで試験対策を目的とするならという話ですが、Sample Examの設問を理解して自力で解くことができるようになっていればテスト技法の理解と適用は十分ではないかなと思います。

(試験後に少し余裕ができて、今はテスト技法練習帳を時々開いて解いています。)

以上